【言葉】
さりげなく
【意味】
何事もないように。それらしいようすを感じさせない。
【類義語】
・何気なく
【対義語】
・わざとらしく
・物々しく
「さりげなく」の使い方
あの子が好きな人のことをさりげなく聞いてみてくれないかな。
健太くんの役に立ちたいとは思うけれども、そんなプライベートなことさりげなく聞くことはできないわ。
ともこちゃんでも無理なのか。
それとなく彼女の周辺を探ってみるわ。
「さりげなく」の例文
- 健太くんはさりげなく気をつかってくれる。
- 時計でさりげなく個性を主張する。
- しかも表面はさりげなく、普通に会話して居なければならないのである。(萩原朔太郎 僕の孤独癖について)
- 視線を感じたのか、女はさりげなくこちらに背を向けてしまった。(恩田陸 ドミノ)
- 誕生日の前に、さりげなく欲しいものを伝えておく。
「さりげなく」と「それとなく」「何気なく」との違いは?
「さりげなく」に似ている表現に「それとなく」「何気なく」があります。
「さりげなく」と「それとなく」の違いは?
「それとなく」とは、「遠回しに。それとなしに。」という意味です。
「さりげなく」も「それとなく」も、「何気なく」振る舞うことをいいます。
なので両語は、同じような意味で使われます。
「さりげなく」と「何気なく」の違いは?
「何気なく」とは、「はっきりした考えや意図がなくて行動するさま。また、そのように見えるさま。さりげない。」という意味です。
「さりげなく」は、「何気なく」振る舞うことをいうので、「さりげなく」も「何気なく」も、同じような意味で使われます。