【言葉】
差し出がましい
【読み方】
さしでがましい
【意味】
必要以上に、他人のことに関与しようとする。出過ぎた感じである。
【類義語】
・でしゃばる
「差し出がましい」の使い方
また言い合いをしているよ。仲裁してこようかな。
差し出がましい真似はよしなさいよ。健太くんが間にはいったらこじれるわよ。
ちゃんと解決してみせるよ。
無理よ。永遠に絶交させることになるわ。
「差し出がましい」の例文
- 女よりも浅ましい熱情を鼻にかけて、今でも自分の運命に差し出がましく立ち入ろうとしている。(有島武郎 或る女)
- 差し出がましき挙動と言うべきのみならず、国民たるの職分を誤り、政府の約束に背くものと言うべし。(福沢諭吉 学問のすすめ)
- 差し出がましき次第ながら御注意までに申し上げ候。(芥川竜之介 伊東から)
- 差し出がましいことかもしれませんが、事態が落ち着かれるまで私が代わりに管理しましょうか。
- 彼のフレンドリーな態度につられ、差し出がましい口をきいてしまった。
「差し出がましいようで恐縮ですが」とは?
「差し出がましい」を用いた表現の一つに「差し出がましいようで恐縮ですが(さしでがましいようできょうしゅくですが)」があります。
「差し出がましいようで恐縮ですが」とは、でしゃばるようで恐れ多いのですがという意味です。
【例文】
- 差し出がましいようで恐縮ですが、ここが問題なんじゃないかと思います。
- 差し出がましいようで恐縮ですが、このままだと倒産しますよ。