「競り合う」の意味と使い方や例文!「張り合う」との違いは?(類義語)

【言葉】
競り合う

【読み方】
せりあう

【意味】
①たがいに接近してわずかの差を争う。互いに競う。競争する。
②口論する。

【類義語】
・張り合う
・揉み合う

「競り合う」の使い方

ともこ
今回は負けてしまったわ。
健太
毎回B君と1位をめぐって競り合っているね。
ともこ
いつも僅差で勝ったり負けたりしているのよ。
健太
学年順位が三桁の僕からすれば、1位でも2位でもどっちでもいいじゃないって感じなんだけどね。

「競り合う」の例文

  1. 最初のセットは失ったが、それ以降は競り合う展開に持ち込んだ。
  2. A店とB店は、似たような商品を扱っているから競り合っている。
  3. 世界レベルの舞台で競り合う力が辻にはないんだよ。(森絵都 DIVE 上)
  4. その若い愛を求めて、フランスの葡萄とバーガンディのミルクとが、 何かと関心を得ようと競り合っている。(シェイクスピア リア王)
  5. ゴールまで競り合っていたが、写真判定で健太くんの勝利が確定した。

「競り合う」と「張り合う」の違いは?

競り合う」に似ている語に「張り合う(はりあう)」があります。

張り合う」とは、
①なぐりあい。
②せり合うこと。競争すること。
③力を尽くすかいがあると感ずる気持。

という意味です。

競り合う」も「張り合う」も、競争することをいいます。

しかし「競り合う」は、互いの力量が伯仲していて、わずかの差をはげしく争う意で使われます。

対して「張り合う」は、ライバル同士が相手に対抗する意で使われます。