【言葉】
至難の業
【読み方】
しなんのわざ
【意味】
この上なくむずかしいこと。
【類義語】
・難しい
・困難
「至難の業」の使い方
![](https://proverb-encyclopedia.com/wp-content/uploads/2017/05/39bc02bb0f28ce950eb3cb3d55a8a1c4.png)
これだけ暑いと、頭がぼーっとしてくるよね。
![](https://proverb-encyclopedia.com/wp-content/uploads/2017/05/a60884b5c3521f9f64acd621742a5452.png)
蒸し風呂のような教室で集中して授業を聞くのは至難の業ね。
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プールの授業にしてくれないかな。
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涼しい秋が来るまでプールの授業で良い。
「至難の業」の例文
- 警察から逃げ切るのは至難の業だ。
- 慣れた人には簡単でも、初心者には至難の業だ。
- 右投げを一晩で左投げに直すと同じようにこれは至難の業だ。(井上ひさし 四十一番の少年)
- 迷宮のような通路の中で、一人の小柄な老人を捜し出すのは至難の業であった。(恩田陸 ドミノ)
- 味にうるさい客を満足させるのは至難の業だ。
「至難の技」は間違い?
「至難の業」をまれに「至難の技」と表記してあることがあります。
しかし「至難の技」は間違いです。
「至難の業」の「業」は、
①おこない。行為。所業。しわざ。
②職業。仕事。
③こと。ありさま。おもむき。
④仏事。法要。
⑤たたり。害。
という意味です。
「至難の技」の「技」は、
①ある物事を行うための一定の方法や手段。技術。技芸。
②相撲・柔道などで、相手を負かすために仕掛ける一定の型に基づいた動作。
という意味です。
「至難の業」に、技術や手段などの意味はないので、「至難の技」は間違いです。