【言葉】
仕立てる
【読み方】
したてる
【意味】
①工夫してこしらえる。また、故意につくり上げる。
②教え込む。仕込む。育て上げる。
③ととのえる。用意する。
④布・革を裁って縫い、衣服や製品を作りあげる。また。あつらえる。
⑤食べ物の味を調える。料理する。
【類義語】
・作る
・拵える
・築く
「仕立てる」の使い方
おじいちゃんが引退するって宣言したんだ。
じゃあ、和菓子屋さんは店じまいするのね。
僕を一人前の職人に仕立ててから引退するんだって。
健太くんが後を継ぐのね。一人前になるのに何年かかるかしら。
「仕立てる」の例文
- 真犯人は、健太くんを犯人に仕立てた。
- 彼女は一人で子供を一人前に仕立てた。
- 修学旅行のために、臨時列車を仕立てる。
- 就職活動用にスーツを仕立てることにした。
- 彼は何人もの選手を世界で活躍する選手に仕立てた。
「仕立てる」と「仕立て上げる」との違いは?
「仕立てる」に似ている表現に「仕立て上げる(したてあげる)」があります。
「仕立て上げる」とは、
①仕立てて作り上げる。
②そうでないものをいかにもそれらしくよそおい作る。
という意味です。
「仕立てる」も「仕立て上げる」も、「つくり上げる。人を育て上げる。でっちあげる。」という意味で使います。
しかし「仕立てる」には、「ととのえる。料理する。」という意味がある点が違います。