「素知らぬ」の意味と使い方や例文!「素知らぬ顔」とは?(類義語)

【言葉】
素知らぬ

【読み方】
そしらぬ

【意味】
知っていながら何も知らないようなふりをするさま。さりげない。

【類義語】
・何食わぬ
・さりげない

「素知らぬ」の使い方

ともこ
健太くんは演技派ね。
健太
素知らぬふりをして動揺を隠すのは難しいね。
ともこ
うまかったわよ。先生は、健太くんが犯人だと気付かなかったはずよ。
健太
本気で俳優を目ざそうかな。

「素知らぬ」の例文

  1. 大八郎と私との金のいきさつには、彼女は全然素知らぬふりをしている。(梅崎春生 幻化)
  2. けれども、それは素知らぬ振りして、一生おまえとは離れまい決心だった。(太宰治 女の決闘)
  3. 知ってしまったら、もう二度と素知らぬふりはできない。
  4. 僕と通り過ぎる時、ともこちゃんは他人のような素知らぬ顔をしていた。
  5. ともこちゃんが核心をつく質問をしてきたが、素知らぬふりをしてやりすごした。

「素知らぬ顔」とは?

素知らぬ」を用いた表現の一つに「素知らぬ顔(そしらぬかお)」があります。

素知らぬ顔」とは、知っているのに、知らないふりをしている表情のことをいいます。

【例文】

  1. たったいま火を点じてやった灯でさえぼくを見て素知らぬ顔をしていた。(リルケ マルテの手記)
  2. 素知らぬ顔をしているが、心では知っている。