【言葉】
そそくさ
【意味】
落ち着かず、せわしなく振る舞うさま。あわただしいさま。
【類義語】
・あたふた
「そそくさ」の使い方
お兄ちゃんは食事がすむと、そそくさと自分の部屋に戻るのよ。
会話が減っているんだね。
そうなのよ。挨拶もしなくなったわ。
思春期だからしょうがないよ。嵐が過ぎるのを待つように、その時が来るのを待つしかないね。
「そそくさ」の例文
- 仕事が終わると、彼女は子供のお迎えのためにそそくさと帰る。
- その灼けただれた顔を見て、おどろきとなつかしさで、身の上を語りあうが、ブルネットはダンテの行末を予言して諭してくれる。彼はまた、その群れにいる者の名をあげて、そそくさとその場を去る。(ダンテ 神曲)
- 藪蛇になるのを恐れた彼は、そそくさとその場を立ち去った。
- 和明は誰と会うのかという問いには何も答えず、そそくさと自分の車で家を出た。(宮部みゆき 模倣犯)
- これから使う大事なものを忘れていくとは、そそくさ坊主だな。
「そそくさと帰る」とは?
「そそくさ」を用いた表現の一つ「そそくさと帰る(そそくさとかえる)」があります。
「そそくさと帰る」とは、あわただしく帰ることをいいます。
【例文】
- その会が終わるとすぐに、彼はそそくさと帰っていった。
- 私がいることに気が付いた健太くんは、そそくさと帰った。