「そこはかとなく」の意味と使い方や例文!「心なしか」との違いは?(類義語)

【言葉】
そこはかとなく

【意味】
明確にはとらえられないが、何となくそのような雰囲気が感じ取られるさま。

【類義語】
・おぼろげながら
・おぼろげに

「そこはかとなく」の使い方

健太
パーティーの後ってそこはかとなく寂しいよね。
ともこ
さっきまでうるさいくらいだったからね。
健太
急に静かになったね。
ともこ
テレビをつけてうるさくしてみましょうか。

「そこはかとなく」の例文

  1. そこはかとなく良い香りが漂っている。
  2. その接客にそこはかとなく不満を感じていた。
  3. 彼の言葉にそこはかとない不安を覚えた。
  4. 何気ない佇まいやことばから、年を重ねて得た奥深さがそこはかとなく伝わってくる。
  5. リーダーになる前にはなかった貫禄が、そこはかとなくにじみ出ている。

「そこはかとなく」と「心なしか」の違いは?

そこはかとなく」に似ている語に「心なしか(こころなしか)」があります。

心なしか」とは、そう思ってみるせいか、普通なら気にもとめないようなことが感じ取られるようすをいいます。

そこはかとなく」も「心なしか」も、はっきりしないことを感じ取ることをいいます。

しかし「そこはかとなく」は、何となく感じ取ることをいいます。

対して「心なしか」は、気のせいかもしれないことをいいます。