「たっぷり」の意味と使い方や例文!「たくさん」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
たっぷり

【意味】
1⃣[形動][文][ナリ]
①満ちあふれるほど十分にあるさま。
②名詞の下に付いて、ある要素が普通よりも多めであることを表す。
2⃣[副]
①1⃣1に同じ。
②分量などに余裕のあるさま。
③少なめに見積もっても、それだけの数量は十分にあるさま。

【類義語】
・多い
・いっぱい

【対義語】
・ほんの少し
・ちょっぴり

「たっぷり」の使い方

健太
うわあ。野菜たっぷりでおいしそう。
ともこ
野菜たっぷりサラダうどんよ。
健太
夏バテした身体にしみるね。
ともこ
これだと、おいしくたくさんの野菜を食べることができるわよね。

「たっぷり」の例文

  1. カレーの上にたっぷりチーズをかけて食べるのが健太くん流だ。
  2. 酸素はまだたっぷり残っていますから、それが問題なのではありません。(アーサー・C・クラーク 渇きの海)
  3. 水がたっぷり入ったバケツは重くて一人で運ぶことができない。
  4. クリームたっぷりのパンケーキを頬張る。
  5. そんなにたっぷり牛乳を入れたら、ほとんどコーヒーの味がしないじゃないか。

「たっぷり」と「たくさん」の違いは?

たっぷり」に似ている表現に「たくさん」があります。

たくさん」とは、
①数量の多いこと。また、そのさま。多数。副詞的にも用いる。
②数量が十分であること。十分で、それ以上はいらないこと。また、そのさま。
③(名詞に付き、多く「…だくさん」の形で)それが十分であったり、十分すぎたりするさま。

という意味です。

たっぷり」も「たくさん」も、十分にあることをいいます。

しかし「たっぷり」は、満ちあふれるほど十分にあるさまをいいます。

対して「たくさん」は、数量が多いことをいいます。

たくさん」は、「たっぷり」ほどではないが十分にあることをいいます。