「叩き上げ」の意味と使い方や例文!「エリート」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
叩き上げ

【読み方】
たたきあげ

【意味】
下積みから苦労して一人前になること。

【類義語】
・苦労人
・努力の人
・非エリート
・下積み生活を経験した

【対義語】
・エリート

「叩き上げ」の使い方

ともこ
健太くんのお父さんはキャリア組だったの?
健太
叩き上げだよ。
ともこ
叩き上げであそこまで出世するのは異例よね。
健太
上司の弱みでも握ったのかね。

「叩き上げ」の例文

  1. 高校を卒業後、叩き上げで事業を展開して会社を成長させた。
  2. 彼は、丁稚から叩き上げで店の主人に収まった。
  3. 銀平のような人間は、こうした一代で叩き上げた成上り者に対しては、体質的に肌が合わなかった。(山崎豊子 華麗なる一族 上)
  4. 三人とも、職工から叩き上げた旧呉海軍工廠の造船技師たちである。(阿川弘之 末の末っ子)
  5. 世襲であれ叩き上げであれ、実績を出さなければ辞めるほかない。

「叩き上げ」と「エリート」の違いは?

叩き上げ」の対義語に「エリート」があります。

エリート」は、フランス語の「élite」からで、「社会や集団で、指導的、支配的役割を受け持つ層。選良。」という意味です。

エリート」は、選ばれし優れた人をいいます。

なので、苦労を重ねて一人前になる意の「叩き上げ」とは反対の意味です。