「たたらを踏む」の意味と使い方や例文!「二の足を踏む」との違いは?(類義語)

【言葉】
たたらを踏む

【読み方】
たたらをふむ

【意味】
①たたらを踏んで空気を送る。
②勢いよく向かっていった的が外れて、から足を踏む。

【類義語】
・千鳥足
・足がもつれる
・よろめく

「たたらを踏む」の使い方

ともこ
健太くん大丈夫?
健太
急いでいる人にぶつかられてたたらを踏んだよ。
ともこ
危ないわよね。
健太
階段やエスカレーターでぶつかられると本当に危ないよね。

「たたらを踏む」の例文

  1. 身体が泳いで、たたらを踏みながら中に入ると、脛が固い物にぶつかった。(上橋菜穂子 鹿の王 上)
  2. 彼の身体全体がぐにゃりと溶けるように力を失い、足がもつれて大きく後ろにたたらを踏んだ。(宮部みゆき クロスファイア下巻)
  3. 私は、たたらを踏みながらドアにぶつかり、ドアの外へ出た。(阿刀田高 消えた男)
  4. 右ストレートをまともに受けた挑戦者は、リング上でたたらを踏んだ。
  5. バランスを崩した健太くんは、たたらを踏んで倒れ込んだ。

「たたらを踏む」と「二の足を踏む」の違いは?

たたらを踏む」に似ている表現に「二の足を踏む(にのあしをふむ)」があります。

二の足を踏む」とは、「一歩目は進みながら、二歩目はためらって足踏みする。思い切れずに迷う。ためらう。しりごみする。」という意味です。

たたらを踏む」は、たたらを踏んで空気を送ることから、から足を踏むことをいいます。

対して「二の足を踏む」は、二歩目をためらって足踏みする意から、ためらうことをいいます。