【言葉】
手戻り
【読み方】
てもどり
【意味】
なんらかの不手際でやり直す作業。
【類義語】
・手直し
・やり直し
「手戻り」の使い方
健太くん。その仕事が終わったらこっちを手伝って欲しいの。
まだまだ終わりそうにないよ。
まだ終わってないの?時間がかかり過ぎじゃないの?
手戻りが多くて、思ったとおりに作業が進まないんだ。
「手戻り」の例文
- ミスコミュニケーションが起きると手戻りが増えるため効率が悪くなる。
- 生産性が悪い人は頭の中が整理できておらず手戻りが多い。
- 手戻りを減らすために、会話術を学ぶ。
- 手戻りがないようマニュアルを作る。
- 手戻りをゼロにして定時に帰ることを目標にしている。
「出戻り」「差し戻し」との違いは?
「手戻り」に似ている表現に「出戻り(でもどり)」「差し戻し(さしもどし)」があります。
「手戻り」と「出戻り」の違いは?
「出戻り」とは、
①いちど嫁した女性が離縁して実家に帰っていること。また、その女性。
②出発した船が、天候などの理由で目的地に着く前に元の港へ戻ること。
という意味です。
なんらかの不手際でやり直す作業という意味の「手戻り」と「出戻り」は似ていますが、意味が違います。
「手戻り」と「差し戻し」の違いは?
「差し戻し」とは、
①提出したところへ戻すこと。
②上訴裁判所が上訴に理由があるとして原判決を取消・破棄して、さらにこれに代わる審判をさせるため、事件を原裁判所に戻すこと。
という意味です。
なんらかの不手際でやり直す作業という意味の「手戻り」と「差し戻し」は似ていますが、意味が違います。