「手戻り」の意味と使い方や例文!「出戻り」「差し戻し」との違いは?(類義語)

【言葉】
手戻り

【読み方】
てもどり

【意味】
なんらかの不手際でやり直す作業。

【類義語】
・手直し
・やり直し

「手戻り」の使い方

ともこ
健太くん。その仕事が終わったらこっちを手伝って欲しいの。
健太
まだまだ終わりそうにないよ。
ともこ
まだ終わってないの?時間がかかり過ぎじゃないの?
健太
手戻りが多くて、思ったとおりに作業が進まないんだ。

「手戻り」の例文

  1. ミスコミュニケーションが起きると手戻りが増えるため効率が悪くなる。
  2. 生産性が悪い人は頭の中が整理できておらず手戻りが多い。
  3. 手戻りを減らすために、会話術を学ぶ。
  4. 手戻りがないようマニュアルを作る。
  5. 手戻りをゼロにして定時に帰ることを目標にしている。

「出戻り」「差し戻し」との違いは?

手戻り」に似ている表現に「出戻り(でもどり)」「差し戻し(さしもどし)」があります。

「手戻り」と「出戻り」の違いは?

出戻り」とは、
①いちど嫁した女性が離縁して実家に帰っていること。また、その女性。
②出発した船が、天候などの理由で目的地に着く前に元の港へ戻ること。

という意味です。

なんらかの不手際でやり直す作業という意味の「手戻り」と「出戻り」は似ていますが、意味が違います。

「手戻り」と「差し戻し」の違いは?

差し戻し」とは、
①提出したところへ戻すこと。
②上訴裁判所が上訴に理由があるとして原判決を取消・破棄して、さらにこれに代わる審判をさせるため、事件を原裁判所に戻すこと。

という意味です。

なんらかの不手際でやり直す作業という意味の「手戻り」と「差し戻し」は似ていますが、意味が違います。