「とにかく」の意味と使い方や例文!「とりあえず」との違いは?(語源由来・類義語)

【言葉】
とにかく

【意味】
それはさておき。何にせよ。ともかく。

【類義語】
・何にせよ
・ともかく

「とにかく」の使い方

ともこ
全然決まらないわね。
健太
このままああだこうだと話し合っていても決まりそうにないよ。
ともこ
とにかくやってみたらどうかしら。
健太
そうだね。とにかくやってみて、問題にぶち当たったらその時考えよう。

「とにかく」の例文

  1. 他にも同じやうな例があつて、とにかく、集中でもう変化を見せて居る。(折口信夫 古代中世言語論)
  2. が、とにかく戸沢さんが来たら、電話をかけてくれって云っていました。(芥川龍之介 お律と子等と)
  3. 前もって食糧を蔵い込んであるのかしらんがとにかく食いに出て来ない。(魯迅 兎と猫)
  4. 休んでいる間の仕事は心配だが、とにかく今は回復につとめよう。
  5. 健太くんというやつは、とにかく悪いやつなんだよ。

「とにかく」と「とりあえず」の違いは?

とにかく」に似ている語に「とりあえず」があります。

とりあえず」とは、
①たちまちに。たちどころに。
②さしあたって。何はさておき。急いで。まず。一応。

という意味です。

とにかく」は、そうなるに至ったいろいろな事情はさておいて、さしあたっての状況や結論を述べる様子をいいます。

対して「とりあえず」は、本格的な処置はあとにして、当面その場でできる範囲で緊急の事態に対処する様子をいいます。