【言葉】
浮世離れ
【読み方】
うきよばなれ
【意味】
①言動が世間の常識からかけ離れていること。
②俗世間から離れて超然としてること。
【類義語】
・世間離れ
【対義語】
・常識的
「浮世離れ」の使い方
浮世離れした暮らしをしていると、彼のようになるのかな。
あの世とこの世があるなら、あの世に近い感じよね。
あの世というか、神の世界に近いね。
そうそう。すべてを超越した感じがするわ。
「浮世離れ」の例文
- 要するに、お金持ちのお坊ちゃまがエリート警部、というわけだ。浮世離れとはこのことか、と麗子は自分のことを棚に上げて、そう思う。(東川篤哉 謎解きはディナーのあとで3)
- そう思うと、自分だけがやけに浮世離れした世界にいるように雅也は感じた。失業中の身にもかかわらず、生活面では苦労していない。(東野圭吾 幻夜)
- 処が、聞いて見ると、然うで無い。唯此処の浮世離れがして寂しいのが気に入つたので、何処にも行かないで居るのだと云ふ。(泉鏡花 貴婦人)
- 彼は仙人のように、山奥の浮世離れした暮らしをしている。
- 大学の研究室には、浮世離れした学者が多い。
褒め言葉なの?
「浮世離れ」は、言動が世間の常識からかけ離れていることをいいます。
なので常識からかけ離れて素晴らしい言動として使うなら褒め言葉です。
しかし、常識から外れた言動として使うならば、悪口です。
褒め言葉にも悪口にもなる言葉なので注意して使いましょう。