「薬石効なく」の意味と使い方や例文!第三者が使うのは失礼?(類義語)

【言葉】
薬石効なく

【読み方】
やくせきこうなく

【意味】
種々の薬や治療の効果がないこと。

【語源・由来】
唐宣宗、冊文より。

【類義語】
・力及ばず
・手を尽くしましたが
・健闘むなしく

「薬石効なく」の使い方

ともこ
おばあちゃんの病気は治ったの?
健太
薬石効なく死んだんだ。
ともこ
お悔やみ申し上げます。
健太
病気の痛みで苦しんでいたから、解放されて喜んでいるのかもしれないな。

「薬石効なく」の例文

  1. つぎの日、薬石効なく死亡したとのしらせがあるが、宗白はあわてない。(星新一 殿さまの日)
  2. 薬石効なく、肺がんのため永眠しました。
  3. かねてより病と闘っていましたが、薬石効なく、先日息を引き取りました。
  4. 息子は、薬石効なく10歳の若さで亡くなった。
  5. 必死に介抱したが薬石効なく、この世を去りました。

第三者が使うのは失礼?

薬石効なく」は、「薬石効なく亡くなった」のように、薬や治療の効果がなく亡くなってしまったという意味で使われます。

薬石効なく」とは、悪い意味で使われるので、病気である本人やその家族が使う表現であって、第三者が使うのは失礼です。