「ややあって」の意味と使い方や例文!具体的にどのくらい?(類義語)

【言葉】
ややあって

「稍あって」と表記する。
【意味】
しばらくして。

【類義語】
・しばらくして
・ほどなくして

「ややあって」の使い方

ともこ
健太くん。お化け屋敷はどうだった?
健太
最初は真っ暗でこわかったよ。ややあって目が慣れてきたら、作り物と言うことが分かって落ち着いたよ。
ともこ
お化け屋敷側にとっては嫌な客ね。
健太
お化けを逆に驚かせて出てきたよ。

「ややあって」の例文

  1. ややあって戻ってきたときも、表情にはなんの変化も表れていなかった。(宮部みゆき 龍は眠る)
  2. ややあって彼女はどうにでもなれというような態度で顔をあげた。(A.Cドイル シャーロック ホームズ全集)
  3. そして効果的に恥を与え得る言葉を捜しました。ややあって私はそれに成功することが出来ました。(梶井基次郎 橡の花)
  4. インターフォンを鳴らすと、ややあって玄関のドアが開いて人が出てきた。
  5. 質問されて考え込むそぶりを見せたが、ややあって口を開いた。

具体的にどのくらい?

「ややあって」の「やや」は、「稍」「漸」と表記します。

「やや」は、ここでは「少しの間。しばらく。」という意味で使われます。

なので、使われるシチュエーションにもよりますが、数秒~数十秒、ながくても数分のことを言い表します。