「止むを得ず」の意味と使い方や例文!「やむ負えず」「やむ終えず」は間違い!(類義語) ※参考

【言葉】
止むを得ず

【読み方】
やむをえず

【意味】
しかたがなく。どうしようもなく。止むなく。

【類義語】
・仕方がなく
・どうしようもなく

「止むを得ず」の使い方

ともこ
明日は台風が接近するから外出しない方が良いわよ。
健太
外出する用事があるのに。
ともこ
止むを得ず外出する場合は、気を付けないと何が飛んで来るか分からないわよ。
健太
それは怖いね。違う日に延期できないか検討してみるよ。

「止むを得ず」の例文

  1. 生活のために止むを得ず生活保護の受給申請を考える。
  2. 止むを得ず使用しているだけで、これが好きなわけではない。
  3. 上司の命令で止むを得ず行った。
  4. 止むを得ず三畳敷の炕の上に支那の蒲団を被つて午後八時に寝についた。(与謝野寛 満蒙遊記)
  5. 家の事情から止むを得ず、ある男のところへ嫁ぐのだと聞かされた。(原民喜 滑走)

「やむ負えず」「やむ終えず」は間違い!

止むを得ず」は、インターネット上で稀に「やむ負えず」「やむ終えず」と表記されていることがあります。

やむ負えず」も「やむ終えず」も、「やむをえず」を誤って「やむおえず」と入力した結果誤変換された表記です。

インターネット上には誤変換された表記が少なくないので間違って覚えないようにしましょう、