「矢継ぎ早」の意味と使い方や例文!「矢継ぎ早に失礼いたします」とは?(語源由来・類義語・対義語)

【言葉】
矢継ぎ早

【読み方】
やつぎばや

【意味】
①矢継の早いさま。矢を続けて射る技の早いさま。
②物事を続けざまにするさま。

【語源・由来】
矢を次々と弓につがえて射る意から。

【類義語】
・ひっきりなしに
・畳みかけてくる

【対義語】
・五月雨

「矢継ぎ早」の使い方

健太
あの先生は、矢継ぎ早に論文を発表しているね。
ともこ
精力的よね。しかもその論文が認められて、あの分野の第一人者になったわね。
健太
将来的にノーベル賞受賞かな。
ともこ
そうなるでしょうね。

「矢継ぎ早」の例文

  1. 警官は私に何やら矢継ぎ早に質問してきたが、それに対してどれだけうまく答えられたかはさっぱり自信がない。(東野圭吾 殺人の門)
  2. 数センチも動かないうちに、矢継ぎ早にいろいろな出来事が起こった。(J.K.ローリング ハリー ハリー ポッターと不死鳥の騎士団 上)
  3. 矢継ぎ早に画面に出てくる説明を読むうちに、藤木の背筋に悪寒が走った。(貴志祐介 クリムゾンの迷宮)
  4. 停滞する景気浮揚に向けた施策を矢継ぎ早に実施する。
  5. 駅周辺に百貨店や映画館が矢継ぎ早に建設された。

「矢継ぎ早に失礼いたします」とは?

矢継ぎ早」を用いた表現の一つに「矢継ぎ早に失礼いたします(やつぎばやにしつれいします)」があります。

矢継ぎ早に失礼いたします」とは、途切れがちに繰り返し礼儀を欠きますという意味で、メールなどの用件が一度に済まず、少しずつ数回に渡って送ってしまうような時に使われる言葉です。

【例文】

  1. 矢継ぎ早に失礼いたします。会議で決まったことを連絡させていただきます。
  2. 矢継ぎ早に失礼いたします。進捗状況を報告させていただきます。