「よんどころない」の意味と使い方や例文!「やんごとない」との違いは?(語源由来・類義語)

【言葉】
よんどころない

「拠無い」と表記する。
【意味】
やむを得ない。余儀ない。

【語源・由来】
「よりどころなし」の音便。

【類義語】
・仕方がない
・余儀ない
・詮方ない

「よんどころない」の使い方

ともこ
健太くん一人で掃除しているの?
健太
みんな、先生に掃除をするように言われてよんどころなく「はい」って言っていたんだ。
ともこ
しぶしぶ返事をしたけど、やっぱり掃除をすることが嫌で帰ってしまったのね。
健太
掃除をしないと先生に怒られると思うと気になって。僕は残って掃除をすることにしたんだ。

「よんどころない」の例文

  1. そして君のほうには顔も向けないで、よんどころなくさし出された絵を取り上げて見た。(有島武郎 生まれいずる悩み)
  2. あの子はもうじき帰ってくるのだからと、よんどころなく言いきかせました。(エミリー ブロンテ 嵐が丘)
  3. おれは一向知らんが、仲間のことだから、どうもよんどころない。(島崎藤村 夜明け前)
  4. よんどころない事情で欠席させていただきます。
  5. 反対する者が増え、よんどころなく計画を中止せざるを得なかった。

「やんごとない」との違いは?

よんどころない」に似ている語に「やんごとない」があります。

やんごとない」とは、「止事無い」と表記します。

やんごとない」は、
①捨てて置かれない。よんどころない。
②ひと通りでない。特別である。
③(身分・地位などが)きわめて尊い。重々しい。高貴である。
④粗末には扱えず貴重である。恐れ多い。

という意味です。

よんどころがない」は、やむをえないことをいいます。

対して「やんごとない」は、「かけがえのない。身分が高い。」という意味で使われます。

なので両語の意味は異なります。