「悠揚迫らぬ」の意味と使い方や例文!「悠揚迫らざる態度」とは?(類義語)

【言葉】
悠揚迫らぬ

【読み方】
ゆうようせまらぬ

【意味】
ゆったりとして落ち着いている様子。

【類義語】
・焦らない
・セコセコしない
・鷹揚な
・ゆとりのある
・パニックにならない
・動揺しない

「悠揚迫らぬ」の使い方

ともこ
この寿司屋の飲食代を見た?
健太
全員分を彼ひとりで支払うみたいだけど、僕の常識から桁二つ違ったね。
ともこ
あの代金を見ても悠揚迫らず、カードで支払うんだから大物よね。
健太
僕もあんなふうになりたいな。

「悠揚迫らぬ」の例文

  1. 百戦錬磨の彼は、悠揚迫らず微笑すら浮かべていた。
  2. 疲れを感じさせない悠揚迫らぬ立ち姿だった。
  3. 「戴こう」 これではどっちの屋敷なのか判らないな、と兼続はおかしかった。それにしても慶次郎の点前は悠揚迫らず見事なものだった。(隆慶一郎 一夢庵風流記)
  4. 私はそう信じました。出掛ける際も悠揚迫らず、といった態度だったでしょう。(内田康夫 後鳥羽伝説殺人事件)
  5. 釜ゆでの刑に処される五右衛門は、悠揚迫らぬ立派な態度だったという。

「悠揚迫らざる態度」とは?

悠揚迫らぬ」を用いた表現の一つに「悠揚迫らざる態度(ゆうようせまらざるたいど)」があります。

悠揚迫らざる態度」とは、切羽詰まったところがないゆったりとして落ち着いているさまをいいます。

【例文】

  1. みんなが駆けだす中、彼だけは悠揚迫らざる態度でゆっくり歩を進めていた。
  2. どんな時でも動じず悠揚迫らざる態度を示す。