「不意打ち」の意味と使い方や例文!「不意打ちを食う」とは?(類義語)

【言葉】
不意打ち

【読み方】
ふいうち

【意味】
①だしぬけに相手に攻撃をしかける。
②予告なしに物事を行う。

【類義語】
・予定外
・想定外

「不意打ち」の使い方

ともこ
健太くん。こっちを向いて。
健太
何?うわっ。写真を撮るなら撮ると言ってよ。
ともこ
不意打ちの表情を撮りたかったのよ。
健太
絶対変な顔をしているよ。

「不意打ち」の例文

  1. 不意打ちだと、待っている楽しみがすっかりなくなってしまうんだもの。でも、今度のようなのは、ちっとも構いません。(モンゴメリ アンの青春)
  2. 不意打ちだったので、とっさに避けはしたものの孫四郎は顎を殴られた。(藤沢周平 麦屋町昼下がり)
  3. 当時の事情に従へば、少くとも、チユヤを生捕にすることは、絶対に、政府には必要だつた。そのためには、どうしても、不意打を喰はせなければならなかつた。(芥川龍之介 日本の女)
  4. ともこちゃんは油断しきっていたので、不意打ちに狼狽した。
  5. こう云う彼の質問に慣れ切っていた自分も、その時ばかりは余りの不意打ちにちょっと返事を忘れた。「健康はどうだね」と彼はまた聞いた。(夏目漱石 行人)

「不意打ちを食う」とは?

不意打ち」を用いた表現の一つに「不意打ちを食う(ふいうちをくう)」があります。

不意打ちを食う」とは、だしぬけに攻撃されたり、予想外の災難に遭うことをいいます。

【例文】

  1. 背後から不意打ちを食らった。
  2. まさかこんな大勢の前で仕掛けてくるとは思わなかったので、不意打ちを食った。