【言葉】
不意打ち
【読み方】
ふいうち
【意味】
①だしぬけに相手に攻撃をしかける。
②予告なしに物事を行う。
【類義語】
・予定外
・想定外
「不意打ち」の使い方
健太くん。こっちを向いて。
何?うわっ。写真を撮るなら撮ると言ってよ。
不意打ちの表情を撮りたかったのよ。
絶対変な顔をしているよ。
「不意打ち」の例文
- 不意打ちだと、待っている楽しみがすっかりなくなってしまうんだもの。でも、今度のようなのは、ちっとも構いません。(モンゴメリ アンの青春)
- 不意打ちだったので、とっさに避けはしたものの孫四郎は顎を殴られた。(藤沢周平 麦屋町昼下がり)
- 当時の事情に従へば、少くとも、チユヤを生捕にすることは、絶対に、政府には必要だつた。そのためには、どうしても、不意打ちを喰はせなければならなかつた。(芥川龍之介 日本の女)
- ともこちゃんは油断しきっていたので、不意打ちに狼狽した。
- こう云う彼の質問に慣れ切っていた自分も、その時ばかりは余りの不意打ちにちょっと返事を忘れた。「健康はどうだね」と彼はまた聞いた。(夏目漱石 行人)
「不意打ちを食う」とは?
「不意打ち」を用いた表現の一つに「不意打ちを食う(ふいうちをくう)」があります。
「不意打ちを食う」とは、だしぬけに攻撃されたり、予想外の災難に遭うことをいいます。
【例文】
- 背後から不意打ちを食らった。
- まさかこんな大勢の前で仕掛けてくるとは思わなかったので、不意打ちを食った。