「不幸中の幸い」の意味と使い方や例文!「怪我の功名」との違いは?(類義語)

【言葉】
不幸中の幸い

【読み方】
ふこうちゅうのさいわい

【意味】
不幸な出来事の中でせめてもの救いとなること。

【類義語】
・怪我の功名
・九死に一生

「不幸中の幸い」の使い方

健太
来月引っ越すんだ。
ともこ
あのマンションは購入したばかりでしょう?
健太
階下の住人から足音がうるさいという苦情がひどくて引っ越すことになったんだ。購入時より若干高く売れたのが不幸中の幸いだよ。
ともこ
マンションも一戸建ても、隣人ガチャにはずれると大変よね。

「不幸中の幸い」の例文

  1. けが人が一人もいなかったのは不幸中の幸いだった。
  2. 健康診断でがんを早期発見できたのは不幸中の幸いだった。
  3. 大事につながらなかったのは不幸中の幸いだった。
  4. 山火事は村の方には広がらなかった。南風が吹いたことが不幸中の幸いだった。
  5. 災難に遭ったが、バラバラだった家族がまた一つになれたことは不幸中の幸いといえよう。

「不幸中の幸い」と「怪我の功名」の違いは?

不幸中の幸い」に似ている語に「怪我の功名(けがのこうみょう)」があります。

怪我の功名」とは、過失と思われたことやなにげなくやったことが意外とよい結果をもたらすことをいいます。

不幸中の幸い」は、最悪の事態が避けられたことをいいます。

対して「怪我の功名」は、災難が良い結果につながることをいいます。