【言葉】
お心遣い
【読み方】
おこころづかい
【意味】
心配りや配慮の丁寧な表現。
【類義語】
・心配り
・配慮
「お心遣い」の使い方
寝坊しそうになったよ。
自分で目覚めたの?
ホテルの人が気を利かせてモーニングコールをかけてくれたんだ。
お心遣いありがとうございます。おかげで遅刻しませんでしたって伝えないとね。
「お心遣い」の例文
- 彼のお心遣いに心打たれました。
- そうして何かとお心遣いされるのを、源氏はうれしくも勿体なくも思った。(田辺聖子 新源氏物語)
- いや、どうぞ私のことなどにお心遣いご無用でございますよ、お嬢様。(アガサ・クリスティ 危機のエンドハウス)
- あなたのお心遣いははっきり言って有難迷惑なんです。
- あなた方の特別のお心遣いに感謝しています。
「お心遣い」と「お気遣い」の違いは?
「お心遣い」に似ている表現に「お気遣い(おきづかい)」があります。
「お気遣い」は、「あれこれと心をつかうこと。心づかい。気掛かり。心配。」の丁寧な表現です。
「お心遣い」も「お気遣い」も、どちらも心づかいという意味があり、同じような使われ方をします。
しかし一般的に、「お心遣い」の方が「お気遣い」より気にかけて心をくばるニュアンスで使われます。
「お気遣い」は、マナーの範疇にある気配り、「お心遣い」はその範疇を超えた気配りをいいます。