「お達し」の意味と使い方や例文!「お達しが下る」とは?(類義語)

【言葉】
お達し

【読み方】
おたっし

【意味】
①江戸幕府の法令のうち、関係者にのみ通達する文書。
②上司などからの指示・命令。

【類義語】
・下達
・示達

「お達し」の使い方

ともこ
何だか寒くない?
健太
光熱費が高騰しているから節電をするよう、上からのお達しがあったんだって。
ともこ
上って教育委員会?このままではインフルエンザで休校になるわよ。
健太
もっと違うところで節税をしてほしいよね。

「お達し」の例文

  1. 入ってはならんというお達しで、垣覗きも致しませんという返事である。(久生十蘭 魔都)
  2. そこへもって来て上司からは警戒を厳にするようにとの矢のようなお達しだ。(林不忘 つづれ烏羽玉)
  3. お君が踊りに加わったため、夜二時までとの警察のお達しが明け方まで忘れられた。(織田作之助 青春の逆説)
  4. 警察から反社の人は入浴を断るようお達しがあるが、ファッションのタトゥーなのか入れ墨なのか区別がつかない。
  5. 国からのお達しで渡航が制限されている。

「お達しが下る」とは?

お達し」を用いた表現の一つに「お達しが下る(おたっしがくだる)」があります。

お達しが下る」とは、上司など目上の人から指示や命令、通知などが伝えられてくることをいいます。

【例文】

  1. お達しが下ったら逆らわずに従うべきである。
  2. 数日前にお達しが下り、急遽イベントは中止になりました。