「手抜かり」の意味と使い方や例文!「手落ち」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
手抜かり

【読み方】
てぬかり

【意味】
注意や処置が行き届かなかった点。不注意から来る失策。

【類義語】
・手落ち

【対義語】
・手抜かりがない
・そつなくこなす

「手抜かり」の使い方

健太
手抜かりがあって世界遺産に登録できなかったんだって。
ともこ
人間のすることだから手抜かりがあってもしょうがないことだけど残念よね。
健太
何重にもチェックすることはできなかったのかな。
ともこ
行政では流れ作業的にハンコを押すことが日常的に行われているから、チェック体制が機能していなかったんでしょうね。

「手抜かり」の例文

  1. 銃撃事件が起きたが、警備に手抜かりはなかったのか問題になっている。
  2. 理科室から劇薬が盗まれたが、管理に手抜かりがあったようだ。
  3. 家康を饗応するため、信長から接待係を命じられた光秀に準備の手抜かりがあったという説は真偽不明だ。
  4. 捜査に手抜かりがあったことがわかった。
  5. ともこちゃんのすることに手抜かりなどあるはずもない。

「手抜かり」と「手違い」の違いは?

手抜かり」に似ている表現に「手違い(てちがい)」があります。

手違い」とは、「ものごとの手はずを誤ること。ゆきちがい。」という意味です。

手抜かり」も「手違い」も、結果失敗することをいいます。

しかし「手抜かり」は、注意が行き届かなかったために生じる失策をいいます。

対して「手違い」は、手はずを誤ることををいいます。