「好ましい」の意味と使い方や例文!「望ましい」との違いは?(類義語)

【言葉】
好ましい

【読み方】
このましい

【意味】
①気に入っている。好みに合っている。
②好都合である。望ましい。
③異性に心をひかれる形である。色好みである。

【類義語】
・望ましい

「好ましい」の使い方

健太
彼はだれだっけ?この辺りに引っ越してきた人?
ともこ
有名なヤンキーよ。更生してすっかり好ましい青年になってしまったの。
健太
すごい変化だね。近所のおばさんたちの好感度がダダ上がりじゃないか。
ともこ
人間ってこんなに変われるのね。

「好ましい」の例文

  1. しかしおそらくこれ以上彼女が好ましく思えたことは一度もなかったろう。(スタンダール 大久保和郎 赤と黒 上)
  2. わたしだって、誰かに心を見透かされるのを好ましいこととは思わない。(松岡圭祐 千里眼 The Start)
  3. この偶然の出来事は伯爵の皮肉な頭に対して好ましい光景を与えた。(直木三十五 作男・ゴーの名誉)
  4. ともこちゃんを好ましく思ったことは一度もない。
  5. スパイシーな香辛料多めなカレーが好ましい

「好ましい」と「望ましい」の違いは?

好ましい」に似ている語に「望ましい(のぞましい)」があります。

望ましい」とは、「そうあってほしい。このましい。ねがわしい。」という意味です。

好ましい」も「望ましい」も、「好みや望みにかなっている。また、かなってほしい。」という意味です。

しかし「好ましい」は、個人的な好みとは異なるが、好感がもてる、いい感じであるというニュアンスで、大方の好みや望みにかなっていることをいいます。

対して「望ましい」は、そうあってほしいと理想や希望を抱く気持ちをいいます。