【言葉】
てんこ盛り
【読み方】
てんこもり
【意味】
食器に食物をうずたかく盛ること。
【類義語】
・山盛り
「てんこ盛り」の使い方
ともこちゃん。おかわり。
よく食べるわね。
よく食べよく寝て大きくなるんだ。
最初からてんこ盛りにしておけば良かったわね。
「てんこ盛り」の例文
- いくらがてんこ盛りなのに、これで1000円とは安い。
- 引戸の前にはてんこ盛りの飯が置いてあって、飯茶椀は吉村先生のものだった。(浅田次郎 壬生義士伝 上)
- 食べ放題だからと欲張り、てんこ盛りにしてしまった。
- 口の悪い近所の呉服屋の主人が、長崎屋が一太郎を甘やかすこと、大福餅の上に砂糖をてんこ盛りにして、その上から黒蜜をかけたみたいだと言ったことがある。(畠中恵 しゃばけ)
- てんこ盛りになったご飯を目の前にして、食べ切れるか不安になった。
「てんこ盛り」と「山盛り」「大盛り」との違いは?
「てんこ盛り」に似ている表現に「山盛り(やまもり)」「大盛り(おおもり)」があります。
「てんこ盛り」と「山盛り」の違いは?
「山盛り」は、「山のように高く盛ること。また、そのもの。」という意味です。
「てんこ盛り」は、御飯を「山盛り」にする意の口頭語的表現なので、ほぼ同じ意味で使われます。
「てんこ盛り」と「大盛り」の違いは?
「大盛り」は、料理を普通より多く器に盛ることをいいます。
「てんこ盛り」も「大盛り」も、量が多いことをいいます。
しかし「大盛り」よりも「てんこ盛り」の方が、量が多いニュアンスで使われます。