「名ばかり」の意味と使い方や例文!(類義語)

【言葉】
名ばかり

「名許り」と表記する。
【読み方】
なばかり

【意味】
名目だけで実質が伴わないこと。

【類義語】
・有名無実
・形骸化

「名ばかり」の使い方

ともこ
健太くんは空手部部長なのよね。
健太
部長とは名ばかりの雑用係だよ。
ともこ
誰が仕切ってるの?
健太
実質、エースが仕切っているんだよ。僕は名ばかりのお飾り部長だよ。

「名ばかり」の例文

  1. 私にはたまたま名ばかりでなくて物が見られても、干物しか見られなかった。これが私のサフランを見た初である。(森鴎外 サフラン)
  2. 留学とは名ばかりで、親のお金で放蕩三昧の暮らしぶりだったという。
  3. 二十一世紀の現在は、すでに潮によって削り取られているが、矢打島と呼ばれていた。隣接した鵜島にへばりつくようにして浮かぶ、島とは名ばかりの岩の塊だ。(和田竜 村上海賊の娘 下巻)
  4. 肩書だけで権限のない名ばかり管理職だった。
  5. 当時住んでいたのは、マンションとは名ばかりのアパートだった。