「愛でる」の意味と使い方や例文!「愛する」との違いは?(類義語)

【言葉】
愛でる

【読み方】
めでる

【意味】
①かわいがる。いとおしむ。愛する。
②物の美しさや素晴らしさを味わい楽しむ。賞美する。

【類義語】
・仰ぎ見る
・褒めあげる
・可愛がる

「愛でる」の使い方

健太
今日は月を愛でる人が多いね。
ともこ
今日の月はきれいだもんね。
健太
みんな空を見上げている。
ともこ
みんなに見られて月のウサギは驚いているわね。

「愛でる」の例文

  1. やはりいまはまだ純粋に花を愛でるような気分にはなれないようだ。(東川篤哉 謎解きはディナーのあとで)
  2. そのあとで老バザーロフがみんなを庭につれ出して、夕べの美しさを愛でることになった。(ツルゲーネフ 父と子)
  3. 小犬の妙な動きを愛でるかのような調子であった。(和田竜 村上海賊の娘 上巻)
  4. おじいさんとおばあさんが初孫を愛でる
  5. 公園は桜を愛でる人でいっぱいだった。

「愛でる」と「愛する」の違いは?

愛でる」に似ている語に「愛する(あいする)」があります。

愛する」とは、
①愛情を注いで大切にする。いつくしむ。
②心を強く引き付けられ、恋しく思う。恋い慕う。
③ある物事を強く好み、親しむ。また、価値を認め、大切に思う。
④適度にあしらう。あやす。
⑤愛撫する。

という意味です。

愛でる」も「愛する」も、愛おしい気持ちを抱かせるものに対して使います。

両語はほぼ同じ意味ですが、一般的に「愛する」を使うことが多いです。