「八つ当たり」の意味と使い方や例文!「とばっちり」「腹いせ」との違いは?(語源由来・類義語)

【言葉】
八つ当たり

【読み方】
やつあたり

【意味】
誰彼の区別なく八方へ当たり散らす。関係のない人にまで怒り散らすこと。

【類義語】
・腹いせ
・憂さ晴らし
・気散じ

「八つ当たり」の使い方

健太
どうしようもないこの怒りを誰かに八つ当たりしたい。
ともこ
八つ当たりしても自己嫌悪につながるだけですっきりしないと思うわよ。
健太
じゃあ、どうすればいいんだ。
ともこ
八つ当たりで解決するんじゃなくて、怒りの原因になった人を見返すような結果を出すしかないわね。

「八つ当たり」の例文

  1. 仕事がつらく、ストレスから家族に八つ当たりした。
  2. 健太くんは、怒りのあまり我を忘れゴミ箱に八つ当たりをしている。
  3. 父は事業に失敗し、昼間から酒を飲み周囲に八つ当たりするようになった。
  4. 八つ当たりしても何の解決にもならない。
  5. 夫婦喧嘩をしたあとは、母は私に八つ当たりをした。

「八つ当たり」と「とばっちり」「腹いせ」との違いは?

八つ当たり」に似ている語に「とばっちり」「腹いせ(はらいせ)」があります。

「八つ当たり」と「とばっちり」の違いは?

とばっちり」とは、傍にいて水しぶきを受ける意から、傍にいて禍のかかることをいいます。

八つ当たり」は、「誰彼の区別なく八方へ当たり散らす。関係のない人にまで怒り散らすこと。」という意味です。

八つ当たり」で「とばっちり」を受けるというように使われることがありますが、両語の意味は違います。

「八つ当たり」と「腹いせ」の違いは?

腹いせ」とは、腹を居させるから、怒りや怨みを他の方に向けてまぎらせ気を晴らすことをいいます。

八つ当たり」も「腹いせ」も、他の人に当たり散らし気を晴らすことをいい、ほぼ同じ意味です。

しかし「八つ当たり」は、八方にという意味から、誰彼かまわずという意味合いが強いです。