「動もすると」の意味と使い方や例文!(類義語)

【言葉】
動もすると

【読み方】
ややもすると

【意味】
とかくある状況になりやすい。

【類義語】
・ともすれば
・どうかすると。

「動もすると」の使い方

健太
ともこちゃんは頭が良くて、弁が立つし、見た目もきれいだよね。
ともこ
ありがとう。でも、完璧であるがゆえに、動もすると、近寄りがたく感じさせてしまうの。
健太
完璧な人にも悩みがあるんだね。
ともこ
悩みがない人はいないわよ。

「動もすると」の例文

  1. それからこれは何時かの『早稲田文学』へ載せた雑感の中にもちょっと書いた事であるが、自分は幼い時から動もすると死の不安に襲われて平生少しの病気もない健かな身体でありながらかえって若死をする気がしてならなかった。(与謝野晶子 私の貞操観)
  2. 安寿は弟に対する様子が変ったばかりでなく、小萩に対しても詞少になって、動もすると不愛想をする。(森鴎外 山椒大夫・高瀬舟)
  3. 天才と云ふ言葉は、動もすると努力に因らずして得たる智識才能を指さすが如く解釋されてゐるのが、世俗の常になつて居る。(幸田露伴 努力論)
  4. 一緒に考えず一方的に部下に考えさせる上司は、動もすると、パワハラ予備軍になる。
  5. 優勝の可能性がなくなり、動もすると、気持ちが切れる。