「夜のしじま」の意味と使い方や例文!「夜のとばり」との違いは?(類義語)

【言葉】
夜のしじま

【読み方】
よるのしじま

【意味】
静まりかえった夜のようす。

【類義語】
・夜の静寂
・静謐な夜
・夜の沈黙
・話し声一つしない夜

「夜のしじま」の使い方

健太
昨日、夜のしじまを破るような歌声が聞こえてきたんだよ。
ともこ
酔っぱらいかしら。迷惑ね。
健太
調子っぱずれな歌で、歌っている本人は楽しそうだったよ。
ともこ
酒に酔うことでしかストレス発散することができないのかな。

「夜のしじま」の例文

  1. 悲鳴は玄関の外の、夜のしじまを貫いて聞こえてきたような気がする。(内田康夫 斎王の葬列)
  2. 夜のしじまに、だれがかなでているのか、ほそく笛の音がきこえている。(上橋菜穂子 守り人シリーズ6 神の守り人 帰還編)
  3. 二人を中心に、夜のしじまは深々と、はてしもなくひろがっていた。(矢川澄子 兎とよばれた女)
  4. 夜のしじまに健太くんの悲鳴が響いた。
  5. 突然、夜のしじまを電話の呼び出し音が破った。