「お取り計らい」の意味と使い方や例文!上司や目上に使える?(類義語)

【言葉】
お取り計らい

【読み方】
おとりはからい

【意味】
取り計らうこと。

相手から気遣いを受けた場合の感謝する敬語。
【類義語】
・ご配慮
・ご高配
・お力添え

「お取り計らい」の使い方

ともこ
これは厄介そうだわ。
健太
それは僕に任せてよ。
ともこ
よろしくお取り計らいくださいますよう。よろしくお願いいたします。
健太
安心して任せて。

「お取り計らい」の例文

  1. 最高の条件を用意しているのでどうかよしなにお取り計らい願いたい。(宇神幸男 神宿る手)
  2. さればあんたがここで万事をお取り計らいのようお願いしますよ。(ホメロス オデュッセイア 下)
  3. でもあの方がもうわたくしにうるさいことをなさらぬように、お取り計らいくださいませ。(ボッカッチョ デカメロン 上)
  4. 「承知しております、しかし私どもの方は中根先生が頼りなのですから、取りあえず、これで、荒尾先生にもよろしくお取り計らい下さい」 芥川はそう云うなり、上衣の内ポケットから茶色の封筒を中根の前へ押しやった。(山崎豊子 華麗なる一族 下)
  5. 格別のお取り計らいを感謝いたします。

上司や目上に使える?

お取り計らい」は敬語なので、目上の人に対して感謝の意を伝える時に使える語です。

物事がうまく行くよう処理してもらった時に

お取り計らいいただきありがとうございます」「特段のお取り計らいをいただき、ありがとうございます」のような使い方をします。

お取り計らい」は、「お取り計らい願います」のように、目上の人にお願いする場面で使うこともできます。

しかし、人によっては「取り計らう」という言葉に、命令口調で上から目線と感じる場合もあるので、「お手数ですが、お取り計らいいただけないでしょうか」のように、より丁寧な表現で伝えると良いでしょう。