【言葉】
粟立つ
【読み方】
あわだつ
【意味】
寒さや恐ろしさのために、体の毛穴が膨れて、皮膚に粟粒ができたようになる。鳥肌になる。
【類義語】
・鳥肌が立つ
「粟立つ」の使い方
蚊がたくさんいるわ。
蚊を見ただけで肌が粟立つよ。
わたしは見ただけで痒くなる。
蚊に血を吸われてもいいから痒くなるのはやめてほしいな。
「粟立つ」の例文
- 黒板に爪を立てる音に総身が粟立つ。
- 巨大な冷凍室に入り、肌が粟立つどころか瞬時に凍り付きそうだった。
- 彼の断末魔を聞き、肌に粟立つのを覚えた。
- あまりもの冷たさに肌が粟立った。
- 自分がおかしてきた危険を思うと、肌に粟立つ思いだった。(モーム 人間の絆 上)
「肌が粟立つ」「心が粟立つ」とは?
「粟立つ」を用いた表現に「肌が粟立つ(はだがあわだつ)」「心が粟立つ(こころがあわだつ)」があります。
「肌が粟立つ」とは?
「肌が粟立つ」とは、寒さや恐怖で鳥肌が立つという意味です。
【例文】
- 夜の学校で見たもののことを思い出して肌が粟立つ。
- ゾンビが主人公に迫りくるシーンで肌が粟立つ。
「心が粟立つ」とは?
「心が粟立つ」とは、「心が騒ぐ。心が波打つ。」という意味です。
【例文】
- 現役の頃のように体が動かず心が粟立つ。
- 心が粟立つことなく常に穏やかでいられるように感情をコントロールする。