【言葉】
度重なる
【読み方】
たびかさなる
【意味】
同じようなことが何度も起こる。
【類義語】
・ループする
・度々起きる
「度重なる」の使い方
度重なる改修の結果、この駅は迷路のようになってしまったね。
計画性が無いのよね。
思いつきで工事をしていたんだろうね。
思い切って駅を壊して一から作り直してほしいわね。
「度重なる」の例文
- ミスが度重なり首になった。
- そう云う場合が度重なるに連れて、二人の間は少しずつ近寄る事ができた。(夏目漱石 門)
- 不祥事が度重なり信用を失う。
- 度重なる不幸に屈することなく彼は目標に向かって突き進んだ。
- その見当らない事が度重なるに従って、内供の心は次第に又不快になった。(芥川龍之介 羅生門・鼻)
「度重なる」と「重なる」の違いは?
「度重なる」は、度々「重なる(かさなる)」ことをいいます。
「重なる」は、
①ある物の上に、さらにそれと同類の物が載る。幾重にも層をなす。
②ある物事に、さらにそれと同類の物事が加わる。
㋐同じ事が繰り返し起こる。たびかさなる。
㋑複数の物事が同時に一緒になる。かち合う。
という意味です。
「度重なる」は、多すぎると感じられるほど何度も起きることをいいます。
しかし「重なる」は、何度も起きるという意味のほかに、上にものがのるという意味がありす。