【言葉】
きな臭い
【読み方】
きなくさい
【意味】
①紙・綿・布などのこげるにおいがする。こげくさい。
②硝煙のにおいがする。戦いや物騒なことが始まりそうな気配である。
③なんとなくあやしい。うさんくさい。
【語源・由来】
「衣臭い(きぬくさい)」「布臭い(きぬくさい)」の転。

「きな臭い」は、物が焦げたようなにおいのことだよ。また、争いが起きそうな不穏な様子にも使うんだ。

焦げたようなきな臭いにおいがして、すぐに大人に知らせたニャ。物が焦げるにおいにも使うニャン。
【類義語】
・物々しい
・怪しい
・いぶかしげ
【対義語】
・クリーン
・平和
・信頼
「きな臭い」の使い方

廊下からきな臭いにおいがするよ。

何かが焦げているかもしれないわ。

近寄らずに先生に知らせるね。

そうしよう。安全を確かめてもらおう。
「きな臭い」の例文
- 国境付近で対立が続き、きな臭い情勢になった。
- 風向きが変わったのか、きな臭いにおいがただよってきた。
- どこからともなく煙が忍び込んできて、三階の廊下もきな臭くなってきた。(宮部みゆき クロスファイア上巻)
- マスコミもナショナリズムと戦争を煽るような論調に傾く。だが、そんな世間のきな臭い雰囲気を危険なものだと感じている人々も少なくない。(今野敏 宇宙海兵隊ギガース5)
- いろんなことが面白くて仕方ない時代だった。ところが六〇年代も終わりに近づくにつれて、世の中がだんだんきな臭くなってきた。(村上春樹 1Q84 BOOK1)
「きな臭い」と「胡散臭い」の違いは?
「きな臭い」には、紙や布などが焦げたようなにおいがする意味があります。そこから、争いや危険な出来事が起こりそうな不穏な雰囲気にも使います。「交渉が決裂して、きな臭い情勢になった」のように言います。
「胡散臭い」は、人の話や広告、情報などを疑わしく感じることです。「説明が曖昧で胡散臭い」のように使います。
どちらも怪しいという意味で重なる場合がありますが、「きな臭い」は争いの予兆や焦げたにおいにも使い、「胡散臭い」は信用できないと感じることに重点があります。













