「見放す」の意味と使い方や例文!「見離す」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
見放す

「見離す」とも書く。
【読み方】
みはなす

【意味】
見切りをつけて従来の関係を断つ。

【類義語】
・見捨てる
・見限る

【対義語】
・見直す
・見込む
・見守る
・目をかける

「見放す」の使い方

健太
ともこちゃん。どうか見放さないで。
ともこ
健太くんは、いつまでたっても嘘つきがなおらないんだもん。私じゃなくても見放すわよ。
健太
そんなことを言わずに、僕たちの仲じゃないか。
ともこ
その仲も今日でお終いよ。

「見放す」の例文

  1. こんなに運が悪いのは、神から見放されているからに違いない。
  2. 情に厚い彼女が、このまま見放すわけがない。
  3. 僕は才能というものに見放されている。
  4. 父にも母にも世の中のすべてのものにも自分はどうかして見放されてしまったのだ。(有島武郎 或る女)
  5. 事実、私は、かつての友人たちからは死んだものとして見放されていたのだ。(ミラー 南回帰線 下)

見放すと「見離す」との違いは?

見放す」は「見離す」とも書きます。

見放す」も「見離す」も、同じ意味で使われます。

しかし、厳密に言うと、

放す」は、拘束されている状態から自由にさせることをいいます。

対して「離す」は、くっついているものを分けて距離を置くことをいいます。