【言葉】
他愛もない
【読み方】
たわいもない
「たあいもない」とも書く。
【意味】①とりとめもない。思慮がない。
②正体ない。
③張り合いがない。てごたえがない。
【語源・由来】
「他愛もない」は、「他愛ない」ともいう。
「他愛」は「他愛ない」の略で、一説に「酒たわい(酒に酔うこと)」の略とも。
【類義語】
・無分別
「他愛もない」の使い方
健太くん。また、お兄さんと喧嘩をしたの?
他愛もないことでよく兄弟げんかをするんだ。
喧嘩をするほど仲がいいってことかしら。
ただ単に相性が悪いだけだよ。
「他愛もない」の例文
- 他愛もないことでともこちゃんと喧嘩をしてしまった。
- 急に会いたいと言われて何事かと思ったが、彼の用件は他愛もないことだった。
- 健太くんは、他愛もない冗談ばかり言っている。
- このチームは初戦で他愛もなく負けてしまった。
- 他愛もなく口を開けて眠り込んでいる健太くんを起こした。
「たわいもない」「たあいもない」正しい読み方は?
「他愛もない」は、「たわいもない」と読むことが多いです。
「他愛」を辞書で調べると、「たわい」も「たあい」も同じ意味であることが分かります。
「他愛(たあい)」は、「自己の福利を犠牲にして他人を愛すること。利他。」、「たわい」の回帰形と書いてあります。
なので「たあいもない」も正しい読み方です。