【言葉】
迸る
【読み方】
ほとばしる
【意味】
①勢いよく飛び散る。
②とびあがる。おどりあがる。
【語源・由来】
古くは「ほどはしる」「ほどばしる」。
【類義語】
・飛び散る
・跳ねる
・はじける
・はぜる
「迸る」の使い方
岩の間から温泉が迸っているんだよ。
本当だ。もったいないわね。
入浴できるようにしたらいいよね。
この町に天然温泉の浴場ができたら観光客が来るわよね。
「迸る」の例文
- 傷口から血が迸っているので止血をする。
- 若者は情熱が迸っている。
- 蛇口をひねり過ぎて、水が迸り出る。
- 次から次へと言葉が彼の口から迸り出る。
- 作者の情熱の迸りが感じられる作品だ。
「迸る」と「滾る」「漲る」との違いは?
「迸る」に似ている語に「滾る(たぎる)」「漲る(みなぎる)」があります。
「迸る」と「滾る」の違いは?
「滾る」とは、
①水がさかまいて激しく流れる。
②煮えたつ。
③激する気持ちが盛んにわきおこる。わきあがる。
という意味です。
「迸る」も「滾る」も、勢いが激しいことをいいます。
しかし「迸る」は、勢いよく飛び散ることをいいます。
対して「滾る」は、盛んに沸き起こることをいいます。
「迸る」と「漲る」の違いは?
「漲る」とは、
①水が満ちて、あふれるほど勢いが盛んになる。
②力や感情などがあふれるばかりにいっぱいになる。
という意味です。
「迸る」も「漲る」も、勢いが盛んなことをいいます。
しかし「迸る」は、勢いよく飛び散ることをいいます。
対して「漲る」は、あふれるほどいっぱいになることをいいます。