「拭えない」の意味と使い方や例文!「不安が拭えない」「疑念が拭えない」とは?(類義語・対義語)

【言葉】
拭えない

【読み方】
ぬぐえない

【意味】
汚点などを除き去ることができない。消し去ることができない。

【類義語】
・払拭できない

【対義語】
・除き去る
・消し去る

「拭えない」の使い方

健太
海の向こう側の国からミサイルが飛んできているね。
ともこ
いつ私たちの家の上に落ちてもおかしくないのよね。
健太
そうだね。恐怖が拭えないね。
ともこ
日本は、隣人ガチャにはずれたわよね。

「拭えない」の例文

  1. 何故という思いが拭えなかった。
  2. いざというときのことを考えると、不安が拭えない
  3. 不吉なことを言われたからだろうか、何かが起こるような不安が拭えなかった。
  4. ソントクという名前も気に入らない。子供の頃のこういう印象は拭えないものと見えて、私は今でも銅像を見ると、あの台座の下にお金が入っているような気がして仕方がないのである。(向田邦子 父の詫び状)
  5. 夢を諦めて堅実な人生を歩むことに決めた。しかし迷いを拭えない

「不安が拭えない」「疑念が拭えない」とは?

拭えない」を用いた表現に「不安が拭えない(ふあんがぬぐえない)」「疑念が拭えない(ぎねんがぬぐえない)」があります。

「不安が拭えない」とは?

不安が拭えない」とは、気がかりや心配なことを消し去ることができないという意味です。

【例文】

  1. 加齢による判断能力の低下で、安全な運転への不安が拭えないが、免許を返納して生活の足を失うことへの不安も拭えない
  2. 退職金がない企業に就職したので、将来的な不安が拭えない

「疑念が拭えない」とは?

疑念が拭えない」とは、疑いを消し去ることができないという意味です。

【例文】

  1. 計画通りにうまく事が運ぶのか、疑念が拭えない
  2. 真実を隠しているのではないかという疑念が拭えない