【言葉】
愚か
【読み方】
おろか
【意味】
①知能・理解力が乏しいこと。ばか。あほう。
②程度が劣ること。おろそか。
③ばかげていること。
【類義語】
・愚かしい
【対義語】
・賢い
「愚か」の使い方
我が家で財産争いが勃発したよ。
身内同士で争うなんて愚かよね。
家族はお金に代えられない財産なのに、バラバラになってしまったんだ。
お金は人を狂わせるわよね。
「愚か」の例文
- 単に美を示そうとするだけなら、用途の道を選ぶ愚かな者があろうか。(柳宗悦 工芸の道)
- 念のために、分りきつたことを説明する愚かさを我慢していたゞきたい。(坂口安吾 風人録)
- 宇宙人は、戦争をやめない愚かな地球人を嘲っているだろう。
- わしはしょっちゅうといっていいほど愚かで、しかも下劣になるんだよ。(ドストエフスキー 未成年)
- 健太くんは愚かにも闇金からお金を借りた。
「愚か」と「浅はか」の違いは?
「愚か」に似ている語に「浅はか(あさはか)」があります。
「浅はか」とは、
①奥行きがなく浅い感じであるさま。
②考えが浅いさま。浅薄なさま。思慮が足りないさま。
という意味です。
「愚か」も「浅はか」も、物の考え方などが浅いことをいいます。
しかし「浅はか」は、奥行きがなく浅い感じであるさまをいう点が違います。
また「愚か」は、ばかげていることをいう点が違います。