「苦々しい」の意味と使い方や例文!「苦々しい顔」「苦々しい気持ち」とは?(類義語・対義語)

【言葉】
苦々しい

【読み方】
にがにがしい

【意味】
甚だいとわしい。非常に不愉快だ。

【類義語】
・腹立たしい
・いまいましい

【対義語】
・嬉々

「苦々しい」の使い方

ともこ
この学校の風紀が乱れているわ。
健太
風紀委員としては苦々しい思いになるよね。
ともこ
このままじゃ、歴代の先輩に申し訳が立たないわ。
健太
この現状を苦々しく思っている人は多いから、みんなで協力すればいいと思うよ。

「苦々しい」の例文

  1. 彼は、娘の結婚相手のことを苦々しく考えている。
  2. 健太くんは、その事件のことを苦々しげに語った。
  3. ともこちゃんのわがままな態度に対して、普段から苦々しく思っている。
  4. この問題に対する政治家のコメントは苦々しい限りだ。
  5. 若者の道徳観念の低下を苦々しく思う。

「苦々しい顔」「苦々しい気持ち」とは?

苦々しい」を用いた表現に「苦々しい顔(にがにがしいかお)」「苦々しい気持ち(にがにがしいきもち)」があります。

「苦々しい顔」とは?

苦々しい顔」とは、きわめて不愉快そうな顔をいいます。

【例文】

  1. 僕の顔を見ると彼は、さも忌々しそうな苦々しい顔をした。
  2. 今まで苦々しい顔をして手摺の方を見ていた四人はとうとう吹き出してしまった。(夏目漱石 行人)

「苦々しい気持ち」とは?

苦々しい気持ち」とは、きわめて不愉快な気持ちをいいます。

【例文】

  1. 僕はそれを思い出すたびに苦々しい気持ちになった。(村上春樹 国境の南 太陽の西)
  2. その議員は、待ち構えていたマスコミを見て苦々しい気持ちになった。