【言葉】
逃げ惑う
【読み方】
にげまどう
【意味】
危険などから逃れようとしても、どこへ逃げればよいか分からず、うろうろすること。逃げる方向や行き先に迷う様子を表す。

「逃げ惑う」は、危険などから逃れようとしても、どこへ逃げればよいか分からず、うろうろすることだよ。「逃げ回る」は、つかまらないようにあちこち逃げること。注目する点が違うんだ。

ニャルほど! オラも映画で出口が分からず逃げ惑う人たちを見たニャ。どこへ向かえばよいか迷っている様子が大切なんだニャン。
【類義語】
・逃げ迷う
「逃げ惑う」の使い方

健太くんが見ていた映画はどんなストーリーなの?

突然ゾンビが現れて、どこへ逃げればいいか分からず逃げ惑う人たちの話だよ。

なるほど、出口も分からなくなっているんだね。

うん。「逃げ惑う」は、逃げる方向に迷って混乱している様子がよく伝わるね。
「逃げ惑う」の例文
- 突然警報が鳴り、避難する方向が分からなくなった人々が逃げ惑った。
- 或村では彼は数匹の犬に追われて逃げ惑うた。(堀辰雄 菜穂子)
- お化けだと思って逃げ惑っていたら、それは風に飛ばされたシーツだった。
- 東の土塁の角から、悲鳴を上げて逃げ惑う門徒の群れがあふれ出てきたのだ。(和田竜 村上海賊の娘 上巻)
- 爆撃を受けた街の人々は逃げ惑った。
「逃げ惑う」と「逃げ回る」の違いは?
「逃げ惑う」に似ている表現に「逃げ回る(にげまわる)」があります。
「逃げ回る」とは、「逃げてあちこちをまわる。あちこちと逃げ歩く。」という意味です。
「逃げ惑う」も「逃げ回る」も、逃げることをいいます。
「逃げ惑う」は、逃げる方向が分からず迷ったり、混乱したりする様子に重点があります。例えば「突然の騒ぎに、出口が分からず逃げ惑う」と使います。
一方、「逃げ回る」は、「追手から逃げ回る」のように、つかまらないようにあちこち移動して逃げることに重点があります。逃げる方向に迷っているとは限りません。
どちらも逃げる動作を表しますが、迷いや混乱を強調するなら「逃げ惑う」、あちこち逃げる行動を強調するなら「逃げ回る」と考えると区別しやすくなります。













