「曰く」の意味と使い方や例文!「本人曰く」とは?(類義語)

【言葉】
曰く

【読み方】
いわく

【意味】
①言うこと。言うことには。
②こみいった理由や事情。子細。

【類義語】
・理由
・事情
・言う

「曰く」の使い方

ともこ
あの子は日本人離れした彫りの深い顔できれいね。
健太
本人曰く、アメリカ人と日本人のハーフなんだって。
ともこ
そうなんだ。スタイルも良いわよね。
健太
ハーフって美女美男率が高いよね。

「曰く」の例文

  1. 他は曰く、兵を朝鮮との国境に出して敵をして一歩も入らしむる勿なかれと。他は曰く講和するに如かじと。(菊池寛 碧蹄館の戦)
  2. 子規に、その写生画を見せてもらっているうちに熟柿を描いたのがあった。それに、虚子曰く馬の肛門のようだ、という意味の言葉がかいてあった。(寺田寅彦 高浜さんと私)
  3. そう云えばあの時も、どうやら二人の間には、曰くがあったようでもある。(芥川竜之介 邪宗門)
  4. 健太くんは、何だか曰くありげな顔つきをしていた。
  5. この家は曰く付きの物件だから格安です。

「本人曰く」とは?

曰く」を用いた表現の一つに「本人曰く(ほんにんいわく)」があります。

本人曰く」は、その人自身が言うことにはという意味です。

【例文】

  1. 彼女は泣きの演技に定評がある子役だが、本人曰く、涙もろく悲しいニュースを思い出すとすぐに泣いてしまうと話していた。
  2. 本人曰く、あの頃はとても悩んでいて情緒不安定な状態であったという。