「愛想笑い」の意味と使い方や例文!「作り笑い」との違いは?(類義語)

【言葉】
愛想笑い

【読み方】
あいそわらい

【意味】
相手によい感じを持たれようとしてする笑い。追従笑い。

【類義語】
・追従笑い
・お世辞笑い

「愛想笑い」の使い方

健太
ともこちゃんは愛想笑いがうまいね。
ともこ
接客業に就こうかしら。
健太
その愛想笑いなら、介護職でも、秘書でも、はたまた社長でもなんでもできそうだ。
ともこ
社会人にとって重要な営業ツールよね。

「愛想笑い」の例文

  1. 園子は私の背中で、奥様や御主人に向って大いに愛想笑いをしたらしい。(太宰治 十二月八日)
  2. 一年以上、こうした訪問を受けていれば、愛想笑いを続けていられなくなるのも無理はない。(東野圭吾 白夜行)
  3. 二人は婆さんの喋舌てる間、紫檀の盆を見て黙っていた。婆さんは相手にされないので、独りで愛想笑いをして座敷を出た。(夏目漱石 それから)
  4. 彼はお得意の営業用の愛想笑いを浮かべた。
  5. 愛想笑いでトラブルが回避できるならどれだけでも笑ってやろう。

「愛想笑い」と「作り笑い」の違いは?

愛想笑い」に似ている表現に「作り笑い(つくりわらい)」があります。

作り笑い」は、「おかしくもないのにわざと笑うこと。そら笑い。」という意味です。

愛想笑い」も「作り笑い」も、相手の機嫌をとったり、相手によい感じを持たれようとして笑うことをいいます。

しかし「作り笑い」は、相手が何もしなくても、自分の立場を損ねないように笑みを浮かべることをいいます。

対して「愛想笑い」は、相手が何かしたときに機嫌をとるために笑うことをいいます。