「あぶく銭」の意味と使い方や例文!「あぶく」とは?(類義語)

【言葉】
あぶく銭

【読み方】
あぶくぜに

【意味】
正当な労働に寄らずに、苦労しないで得た金銭。

【類義語】
・悪銭

「あぶく銭」の使い方

健太
宝くじが当たるといいなあ。
ともこ
あぶく銭は身につかないというわよ。
健太
宝くじをあてにするよりも、真面目にコツコツ働いた方が良いのかな。
ともこ
その方が有意義な人生を送ることができると思うわ。

「あぶく銭」の例文

  1. あの部屋には例の象牙のブックナイフがまだ残っているはずだが、あれは先生確か『猫』の初めの原稿料だったか不意にあぶく銭が這入った時、先生子供のように嬉しがって買ってこられたものだった。(中谷宇吉郎 冬彦夜話)
  2. ここ数年は商売がうまくいってなかったもので、一年に二百ものあぶく銭がありゃあ、とてもありがたいですから。(A.C.ドイル 赤毛連盟)
  3. 封鎖直前、あぶく銭の余りがあつたので、蒲鉾小屋のオデン屋をもたせてやつた男があつた。(坂口安吾 母の上京)
  4. 博打で稼いだ金なんて所詮あぶく銭だ。
  5. 馬券が当たり、あぶく銭だからパーッと使い切ろうと考えてはいけない。万馬券には確定申告が必要だ。

「あぶく」とは?

あぶく銭」の「あぶく」は、「あわぶく」の変化した語で、「あわ。気泡。」という意味です。