「相打ち」の意味と使い方や例文!「相撃ち」「相討ち」 との違いは?(類義語)

【言葉】
相打ち

「相撃ち」「相討ち」とも書きます。
【読み方】
あいうち

【意味】
①二人で同時に物を打つこと。
②敵味方双方が同時に相手をうつこと。転じて、勝ち負けのないこと。あいこ。
③一人の敵を味方二人で一緒に討つこと。

【類義語】
・イーブン
・ドロー
・痛み分け
・勝負預かり

【対義語】
・同時勝利
・同時優勝
・完全決着

「相打ち」の使い方

健太
ともこちゃん。どっちが勝った?
ともこ
相打ちだったから、私の目には分からなかったわ。
健太
誰か撮影していないかな。
ともこ
録画画像で勝敗を判断するしかないわよね。

「相打ち」の例文

  1. けれどもとにかく相打ちをした二人は四度目の睨み合いへはいりました。(芥川龍之介 三右衛門の罪)
  2. 宗矩がある浪人と試合した時、どう見てもそれは相打ちとしか見えなかった。(直木三十五 巌流島)
  3. ほとんど相打ちに見えたその一撃で、大柄な平井の身体がふっ飛んだ。(藤沢周平 風の果て)
  4. よくて相打ちと思っていたのに、健太くんは勝ったらしい。
  5. 相打ちで勝負はまたの機会に持ち越された。

「相打ち」と「相撃ち」「相討ち」 との違いは?

相打ち」は「相撃ち」「相討ち」とも書きます。

一般的に「剣道の相打ち」「拳銃の相撃ち」「果たし合いの相討ち」のように使い分けがなされます。

しかし、「打つ」でまかなうことが多いです。