「荒れる」の意味と使い方や例文!「荒む」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
荒れる

【読み方】
あれる

【意味】
①波風などが激しくなる。天候が穏やかでなくなる。
②乱暴な振る舞いをする。あばれる。
③荒廃する。さびれる。
④気持ちや生活などが乱れる。すさむ。
⑤催し・会議などが無秩序な状態になる。
⑥肌の油がぬけてかさかさになる。

【類義語】
・崩れる
・ぐずつく
・しける

【対義語】
凪ぐ

「荒れる」の使い方

健太
昨日の会議は荒れて大変だったよ。
ともこ
意見がぶつかり合ったの?
健太
反対派と賛成派がどちらも譲らなくて、最後には、お互いの悪口を言い合って終わったよ。
ともこ
それはちょっと見てみたかったなあ。

「荒れる」の例文

  1. 下界は穏やかでも、山頂は強風が吹き荒れることがある。
  2. 私たちの母校は廃校になり荒れていた。
  3. 荒れ模様の空を不気味な雲が、疾走するように横切っていった。
  4. 何日の月であったか其処らの荒れたる木立の上を淋しそうに照してある。(正岡子規 くだもの)
  5. 私は東京の生活が荒れているので、そんな静かなものは読んではいられない。(林芙美子 新版 放浪記)

「荒れる」と「荒む」の違いは?

荒れる」に似ている表現に「荒む(すさむ)」があります。

荒む」とは、
①気持ちや行動にゆとりをなくし、とげとげしくなる。荒れて潤いがなくなる。
②技芸などが荒れて雑になる。
③雨や風などの勢いが激しくなる、

という意味です。

荒れる」も「荒む」も、「生活や心などがすさんで潤いがなくなる。風雨が激しくなる。」という意味があります。

しかし「荒れる」は、あばれる、荒廃する、無秩序になる、肌がカサカサになるのように幅広い意味で使われます。