「暗雲が立ち込める」の意味と使い方や例文!「暗雲が垂れ込める」との違いは?(類義語)

【言葉】
暗雲が立ち込める

【読み方】
あんうんがたちこめる

【意味】
危険や破局などの起こりそうな不安な気配がただよう。

【類義語】
・暗雲漂う
・暗雲が垂れ込める

「暗雲が立ち込める」の使い方

健太
うまくいきそうだったのに、校長先生のご機嫌が斜めなんだよ。
ともこ
暗雲が立ち込めているわね。
健太
この計画はどうなるんだろう。
ともこ
校長先生のご機嫌次第ね。ご機嫌取りに行かないといけないわね。

「暗雲が立ち込める」の例文

  1. エースが怪我をして、チームの勝利に暗雲が立ち込める
  2. 途中駅の知事が反対し、リニアモーターカーの開通に暗雲が立ち込める
  3. 両国の関係に暗雲が立ち込める
  4. 北国は一年を通して暗雲が立ち込めている。
  5. 順風満帆だった会社の経営に暗雲が立ち込める

「暗雲が立ち込める」と「暗雲が垂れ込める」の違いは?

暗雲が立ち込める」に似ている表現の一つに「暗雲が垂れ込める(あんうんがたれこめる)」があります。

暗雲が垂れ込める」とは、「あたりが暗くなるほどの厚い雨雲が低く垂れてあたりを覆う。比喩的に、危険や破局などの起こりそうな不安な気配がただよう。」という意味です。

暗雲が立ち込める」も「暗雲が垂れ込める」も、先行き不安な状態、今後の見通しがあまり良くないことをいいます。

暗雲が立ち込める」の「立ち込める」は、霧や煙などがその場所一面に満ち広がることをいいます。
暗雲が垂れ込める」の「垂れ込める」は、雲などが低く垂れてあたりを覆うことをいいます。

暗雲が立ち込める」も「暗雲が垂れ込める」も、雨や雪が降りそうな黒い雲が空を覆うように、何か悪いことが起きそうな形勢のことをいいます。